夏前にはもう売り切れ!?大人気モンベルの日傘の違いはなに?「サンブロックアンブレラ」を使用してレビューしてみた

老若男女問わず日傘は必需品。

もう日本には春なんてほとんど無くて、寒い日が過ぎたと思えばすぐに酷暑。その暑さと共に紫外線ももはや危険なレベルまで強くなってきています。

最近は女性はもちろん男性も紫外線対策アイテムとして日傘をさしている人もよく見かけますね。

今回はそんな日傘の中でも毎年大人気で夏前にはもうどこも品切れになってしまうモンベルの「サンブロックアンブレラ」を実際に購入してレビューしていきます!

そもそもモンベルとは?

モンベルは自身も登山家・冒険家である辰野勇 氏が1975年に創業した日本のアウトドアブランド。

本格的なアウトドアウェアやグッズを中心に国内外からプロアマ問わず支持されている。

今年で創業50周年。本格的なアウトドア用品を取り扱っているブランドということで機能面は間違いないですね。プロ仕様のギアをつくっているメーカーなので、高品質で使いやすい製品が多く非常に人気があるのも納得です!

本格アウトドアブランド「モンベル」の日傘、何が違う?

モンベルだけでも数多くの種類の傘を販売していますが、日傘のラインナップは大きく分けて、

  • サンブロックアンブレラ
  • トラベルサンブロックアンブレラ

2種類となっています。

スクロールできます

サンブロックアンブレラ 55

トラベルサンブロックアンブレラ 50・55
大きさ(直径)98cm88cm(50)98cm(55)
骨の数8本6本
重さ200g130g(50)159g(55)
生地の厚さ75デニール20デニール
カラー1種(ライトグレー)3種(ブルーグリーン、オレンジ、タン)
価格¥6,380(税込)¥6,600(税込)(50)¥6,800(税込)(55)
各製品の比較/Image(製品画像):モンベル

今年(2025年)、トラベルサンブロックアンブレラの方はリニューアルされ、それまで50サイズ(伸ばした時の長さ)と一回り小さなモデルのみの展開でしたが、55サイズのものも加わり選択肢が広がりました。

この2種類の主な違いは「重さ」「コーティング」です。サンブロックアンブレラの方は骨が8本で日差し反射コーティングがされている一方、トラベルの方は骨が6本、生地の厚さも20デニールと三分の一以下となっていて軽量化されています。

サンブロックアンブレラの方は表面に日差しを反射するシルバーコーティングがされていて、生地は厚めで骨も多くて丈夫。

トラベルサンブロックアンブレラは骨を減らして生地も薄くした分軽く、コンパクトなモデルも展開されているという感じですね。

ただどちらも紫外線遮へい率99.7%と遮光性能は全く同じで、紫外線対策としては十分な性能となっています。また、どちらも晴れ雨兼用モデルとなっているのも嬉しいポイント。

ですので、反射コーティングや雨風への強さを重視するなら→サンブロックアンブレラ

持ち歩く負担を減らすために小型軽量なものが良ければ→トラベルサンブロックアンブレ

といった選び方がオススメです!

プロ仕様の設計

かなり悩みましたが、今回私は反射コーティングに惹かれてサンブロックアンブレラの方を購入しました。

袋に入れた状態の大きさは27cm。少し横長のボディバックならギリ入るくらい。

実際に触ってみて感じたことは、”十分軽い”ということ。

200gということでiPhone16proとほぼ同じくらい。大きさと比例してとても軽く感じます。トラベルサンブロックアンブレラよりは40gほど重さがあるため心配でしたが、これなら毎日持ち歩くことも苦にはならなそうです!(トラベルの方はこれより軽いということでそれはそれで気になる、)

一般的な傘と違い、取手の部分から袋にしまうようになっている。

そして重量がある分、骨や生地はやはりしっかりしています。

表面のシルバーコーティング。ギラギラでなんだか強そう。

表面は反射コーティングがしてある分、分厚さがあり守ってくれる感じがします。一方、若干シワが目立つかもしれません。

内側の親骨はカーボン製。関節部分など含め細部までつくりが素晴らしい。

さすがはモンベル。実際の登山やアウトドアを想定して設計されているだけあってつくりの良さを感じます。

さすがのサンブロック機能

まだ4月下旬というのにこの日はもう炎天下、日傘を試すには絶好の気候です。いざ傘を広げてみて、まず最初の印象は「あれ、透けるの?」ということ。笑

裏から見るとロゴはうっすらと、黒い裏地から細かな点々のような感じで光が見える。

表面のコーティングがしっかりしていることもあり、勝手に一切光は通さないものだと思っていたので正直少し驚きでした。

ただし、実際の遮光機能は折り紙付き。傘の下はしっかりと日陰になってくれて直射日光は全く感じません。また、シルバーコーティングが反射しているおかげもあってか涼しくも感じます。

これなら日焼け対策はもちろん、これからの季節の熱中症へのリスクも抑えられそうです。

しっかりと日陰ができてUVカットもしてくれそう

欠点は”折りたたみ”傘というところ

大きさもしっかりあって体全体が日陰になり、日傘としての機能は本当に素晴らしい。

ただ実際に使っていて残念だったところもあります。それは折りたたみのめんどくささ。

傘の骨は半分でポキっと折るタイプの、いわゆる昔ながらの折りたたみ傘の構造。コンパクトになるというメリットの反面、特にたたむ時に折り目に沿って綺麗に収納しないといけないため、若干コツがいるし何より時間がかかる。表面のコーティングがしっかりしている反面、急いでいる時などぐちゃっとたたんでしまうと変な跡がついてしまうのも少し残念。

私自身、この折りたたみ傘を”たたむ”作業に苦手意識があったため、慣れるまで少しストレスでした。

しかし実際に慣れてしまえば、折り目に沿ってたたんでいくだけなので素早く開閉できるようになりました!

広げ方も手動で広げる機構。つくりはしっかりしていてボタンもカバーが付いているため押しやすい。

また親骨が8本の頑丈なモデルとはいえ、持ち運び重視の軽量な日傘のため強風や豪雨の際はかなり風に煽られてしまうのでその点は注意が必要です。

ギアとしての日傘

実は私、この傘を購入したのはちょうど1年ほど前。実際に丸1年間使い続けておすすめできる製品だと感じています。

反射コーティング、遮光機能、軽量、堅牢、モンベルの「サンブロックアンブレラ」は質実剛健な”本物の日傘”といった印象です。

そしてさすがはプロ御用達のモンベル。こちらの日傘もし壊れてしまってもメーカーが公式で修理してくれるサービスを行っています。

骨が折れてしまった場合はもちろん、生地の張り替えなどほぼ全てのパーツが修理可能ということで末長く自分の”ギア”として使い続けられそうですね。

値段は決して安くありませんが、アフターサービスも含めて商品自体にその価値はしっかりある気がします。

大人気というのも納得の製品でした!!

夏前にはいつも品切れ

ここまで紹介してきたモンベルのサンブロックアンブレラですが、毎年”超”が付くほどの大人気で、夏になって日傘を買わなきゃ!と思った頃にはもうどこにも売っていない状況になってしまいます。

(というのもモンベルは一年ごと生産数が決まっているらしく、売り切れたからすぐ増産という訳にはいかないみたい。)

かくいう私も欲しいと思ったのは一昨年の夏でしたが、その時期ではもう買えずに一年越しでやっと購入できたわけです。

執筆時点(4月下旬)では、 まださすがにモンベル公式オンラインサイトで全ての種類注文できる状態です。

しかし年々春は短くなってきて、みるみる気温も上昇。日傘が必要な時期が前倒しになって気がついた時にはもう手遅れ、なんてことも。。。

手放せないギアの一つになりました

しっかり紫外線対策がしたい女性はもちろん、シックでどんなファッションにも合わせやすいためメンズにも!

この夏”本物の日傘”が欲しい、と考えている方はお早めにー!!

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