【モノクローム】RICOH GRのモノクロ専用機「GR IV Monochrome」実機レビュー!ニッチだけどかなり面白そうな一台【発売・抽選情報あり】

見た目はほぼGR IVと同じ。……なのに、中身はまるで別物。

ついにシリーズ初のモノクロ専用機が登場しました。リコーのコンパクトデジタルカメラGRシリーズ最新作、その名も 「RICOH GR IV Monochrome」
今回、原宿のGR SPACE TOKYOで実機を触ってきたので、ファーストインプレッションをお届けします!

目次

GR IV Monochromeってどんなカメラ?

「GR IV Monochrome」は、名前の通りモノクロ専用のコンパクトデジタルカメラです。
「モノクロ写真が撮れる」ではなく、“白黒しか撮れない”

GR IV Monochrome本体

ここが重要で、普通のカメラでモノクロを撮る場合は、カラーの情報を持ったデータを変換して白黒にします。
一方でGR IV Monochromeは「モノクロ専用センサーを新設計」されていて、最初から“白黒のための撮像”として作られている。

つまりこれは、GR IVの色違いじゃない。別機種なのです。

モノクロ(白黒)専用機

(GR IVの方はこちらの記事で紹介しているので、あわせてぜひ)

「GR IV Monochrome」の主な特徴

GR IV Monochromeは「GR IVのモノクロ設定が強化されたモデル」ではなく、もっと踏み込んだ存在です。筐体は似ているのに、撮像の根っこから“白黒のために作り直したGR”というのがこのカメラの本質。GR IVをベースにしつつモノクロ専用の新設計イメージセンサーを搭載しており、ここが単なる派生機ではない理由になっています。

モノクロ専用センサーが生む「解像感」

まず核になるのが、このカメラのために新しく設計されたモノクロ専用CMOSセンサー(ローパスレス)の存在です。
普通のカメラでモノクロを撮る場合、カラーセンサーが持っている色の情報をもとに白黒へ変換する流れになりますが、本機は最初からモノクロ前提。画素が扱うのは色ではなく光の濃淡なので、ディテールの出方やトーンの滑らかさにメリットが出やすい。

モノクロ写真って、色がない分「情報量が減る」ように見えて、実際は逆で、光と影の情報がむき出しになります。だからこそ、センサー側で階調を丁寧に拾えるかどうかが作品の印象を大きく左右する。GR IV Monochromeは、その一番おいしい部分に真っ向から投資してきた、というのが一番しっくりきます。

GR SPACE TOKYOでは「GR IV Monochrome」で撮影されたモノクロ写真が展示

実際、通常カラー版の「GR IV」と比べて写真の容量もこちらのモノクロームの方が大きいらしいです。JPEG圧縮の際、モノクロームの方が解像度が高い分圧縮率が低いそうです。

レッドフィルター内蔵

もうひとつ、センサーと共にモノクローム専用設計になっているのが、赤色フィルターの内蔵

REDフィルターOff
レンズ部分に赤いフィルターがかかっているのが分かる

モノクロ好きならピンと来ると思いますが、赤フィルターって空を落として雲を浮かせたり、被写体のコントラストを大胆に変えられたりして、撮影の幅が広くなりそう。

背面の「Fn」ボタンにRed Filterの文字

レンズユニット内蔵にして、しかもワンタッチで切り替え可能。後処理でそれっぽくするのではなく、撮る瞬間に表現として効かせられる。スナップのテンポを崩さずに、モノクロの面白さを引き出す設計になっているのが、いかにもGRらしいポイントです。(引き換えにNDフィルターが非搭載)

「Fn」ボタンを押すことでワンタッチで切り替え可能

ルックもモノクローム専用に

イメージコントロールも抜かりありません。今回ルックもモノクロームに合わせて専用設計されています。
特に「ソリッド」「グレイニー」という2つの方向性は分かりやすく、前者は硬調で輪郭がキレるタイプ、後者は粒状感を強めに出して銀塩的なニュアンスに寄せるタイプ。どちらが優れているというより、撮りたい世界観に合わせて“撮影中に選べる”のが大きい。

イメージコントロール「ソリッド」
イメージコントロール「グレイニー」/カメラモニター越しでも淡い感じが分かる

モノクロは現像で詰める楽しさもありますが、GRの良さは基本的にスピードと直感。だからこそ、カメラ側で「気持ちいい落としどころ」が用意されているのは、使う頻度に直結するはずです。

高感度は「ノイズ」ではなく「粒」として楽しむ

そしてモノクロ機らしい尖り方として、最高感度は ISO 409600。(「GR IV」は204800)
高感度の粗さがそのまま“雰囲気”になり得るのがモノクロの面白さでもありますね。

展示されていた写真のノイズ感がたまらなかった/お近くの方は足を運んで大きな写真で見てみてほしい

暗所スナップや夜の街灯のようなシーンでも、ただ明るく撮るのではなく、粒状感を含めて画にしていくための余白がある。これまでのGRシリーズとは違った写真の撮り方ができそうです。

もちろんGR IVの使いやすさはそのまま

GR IV Monochromeはモノクロ専用センサーと専用フィルターを搭載した“別機種”でありながら、基本設計はあくまでGR IVと共通。

「GR IV Monochrome」(左)/「GR IV」(右)

起動の速さや操作のレスポンス、53GBの内蔵メモリや片手で完結できるボタン配置、そしてポケットに入るコンパクトさ。スナップシューターとしてのGRが持っている強みは、そのままです。

表面の質感は意外とかなり違っていて左の「GR IV」の方がギラっとした質感。一方「GR IV Monochrome」はかなりマット。複数台持ちでも見分けはつきそう
地味ですが電源ボタンのライトの色も白に(GR IVは緑)モノクロームへのこだわりを感じます。

価格は約28万円

発売日は 2026年2月13日
そして価格、リコーイメージングストア掲載の定価は 283,800円(税込)。(会員価格あり)

ちなみに「GR IV」は194800円です。

「コンデジで約28万円」は正直ビビります。。。
ですがこのニッチな一台のために1から新設計の専用センサーや専用フィルターなど開発費を考えると通常のGRから高額になるのは仕方ないとも。この価格差をどう見るのかは人それぞれ。

米国価格が2200ドルという情報を知ると少し安く感じてしまうマジックもあります。笑(おそらくトランプ関税の影響でしょうが、)

どこで買える?予約・抽選情報

1月15日に正式発表と発売日のアナウンスがなされ、同時に量販店などの予約も開始。

28万円もするコンデジ、ということでどのくらい人気があるのか未知数でしたがさすがはGR。午前10時の予約開始と共にあっという間に量販店の先着販売は終了。

カメラのキタムラでは10時15分の時点で既に完売。。。

ヨドバシドットコムやビックカメラでも10分前後で売り切れてしまったようです。

カメラのキタムラでは10分足らずで完売、、。

ただ、発売まで少し時間があるため再予約や追加分が予約できるようになる可能性は十分あるため狙っている方はこまめにチェックを。

またRICOH公式販売や一部カメラショップなどでは抽選販売が実施されます。

販売店舗一覧

以下に発売速報を随時更新していきますのでご活用ください。

(クリックで各ページにアクセスできます)

抽選販売

GR SPACE TOKYOでは毎月抽選販売

GR SPACE TOKYOでは店頭販売分を抽選販売中。抽選参加には実店舗まで足を運ぶ必要がありますが、その分当選確率も高いはず?(筆者は当たったことがありませんが)なのでお近くの方はぜひ。詳しくはこちら

第一回目の申し込みスケジュールは➡️2026年1月15日(木)~2月7日(土)

通常(先着)販売

【まとめ】ニッチだけど、GRの本質を突き詰めた一台

GR IV Monochromeは、モノクロ専用機という時点でかなりニッチ。
でもその分、突き詰めていて違う絵が撮れそうなかなり面白い一台になりそうです。

  • モノクロ専用センサーで光を拾う
  • 赤色フィルターを内蔵して“撮りながら”画作り
  • 専用ルックで気持ちよく仕上げる

ただし価格も尖ってるので、人を選ぶのは間違いない。
理想はGR IV(カラー)とMonochrome(モノクロ)を気分で使い分ける二刀流……なんですが、お財布から悲鳴が聞こえます。

最後に一つだけ言いたい。
リコーさん、GRの抽選、ずっと応募してるけど全然当たらないよ!!
普通のGR IVの供給も、そろそろ本気で!!(切実)

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