「これは売れるわ…」と手に取った瞬間に納得しました。
今回はAnker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)を実際に購入し、ギアモノ編集部が細部までレビューします。
このモデルは「Ankerベストセラーランキング2025上半期」モバイルバッテリー部門で堂々の1位。小型・軽量・ケーブル内蔵と、日常使いに欲しい要素がすべて詰まった製品です。
ギアモノではこれまで何種類ものモバイルバッテリーを検証してきましたが、その中でも「日常使いの頂点」と呼べる完成度。この記事では、デザインや仕様だけでなく、実際の充電テストや使い心地まで詳しくお伝えします。
Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)の基本仕様と特徴
今回購入したAnker Nano Power Bankの最大の特徴は、USB Type-Cコネクタが本体に内蔵されていること。


別途ケーブルを持ち歩く必要がなく、「これ1つあればOK」という手軽さが魅力です。
- バッテリー容量:5000mAh(Anker最小クラス)
- 重量:実測約102gと超軽量
- 入出力:ビルトイン端子と側面のUSB-Cポートの両方で最大22.5W出力
- 入力:最大18W(9V⎓2A)
- カラーバリエーション:全7色(ブラック、グレイッシュブルー、ホワイト、グリーン、パープル、ピンク、ブルー)
今回購入したのはホワイトモデルですが、真っ白というより少しクリームがかった色合いでかわいらしい印象。男女問わず使いやすいデザインです。





22.5Wの最大出力はHuawei製品向け
最大22.5W出力(10V⎓2.25A)はHuaweiの独自規格に最適化されたもので、PD(Power Delivery)規格ではありません。
とはいえ、iPhoneやAndroidなど他の機器でも約20W(9V⎓2.22A)で高速充電が可能なので、日常使いでは十分です。

Anker 621 Power Bankとの違い
よく迷いがちなのがAnker 621 Power Bank (Built-In USB-C Connector, 22.5W)です。外観や性能はほぼ同じで、「違いが分からない」という声も多いモデル同士ですが、結論から言ってしまえばほぼ同じ製品です!
今回レビューしているAnker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)↓
Anker 621 Power Bank (Built-In USB-C Connector, 22.5W)↓
ぱっと見どちらも同じに見えますが、実は別の製品です。笑
今回レビューしているAnker Nanoシリーズはエコフレンドリー素材を使った製品ラインで、カラーバリエーションが豊富(全7色)なのが特徴。(Lightningモデルも展開)
一方、Anker 621 Power BankはNanoより後発モデルで、若干価格が高く(約500円差)、色展開も少なめ(ブラックとホワイトのみ)。
性能的にはほぼ同等なので、色や価格を重視するならNanoシリーズの方が選びやすいと言えます。
詳細スペック表
項目 | 内容 |
---|---|
製品名 | Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector) |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
サイズ | 約77 × 37 × 25mm |
重さ | 約102g |
入力(USB-C) | 5V⎓3A / 9V⎓2A(最大18W) |
出力(USB-C) | 5V⎓3A / 9V⎓2.22A / 10V⎓2.25A(最大22.5W) |
ポート数 | 内蔵USB-C ×1、USB-Cポート ×1 |
カラー展開 | ブラック / グレイッシュブルー / ホワイト / グリーン / パープル / ピンク / ブルー(全7色) |
付属品 | USB-C & USB-Cケーブル(0.6m)、取扱説明書 |
保証 | 最大30ヶ月(通常24ヶ月+会員登録で+6ヶ月) |
製品型番 | A1653N11(ブラック) / A1653031(グレイッシュブルー) / A1653N21(ホワイト) / A1653061(グリーン) / A16530V1(パープル) / A1653051(ピンク) / A16530G1(ブルー) |
小型軽量&ケーブル内蔵=これだけで完結
日常でモバイルバッテリーを選ぶ際、重要なのはサイズと重さ。
このAnker Nano Power Bankは、ポケットに入れても気にならないほど小さいのが最大の魅力です。

ウェストバッグやサコッシュはもちろん、ジーンズの前ポケットにもスッと収まり、持ち運びストレスがありません。

実際に数日間使ってみてこの「小ささ」は本当にすごいメリット。正直、他の大きいモバ充を持ち歩く気が失せてしまいます。笑
充電端子内蔵の快適さ
こちらもコンパクトさに直結するのですが、Nano Power BankはUSB-C端子が本体に収納されているため、ケーブルを別に持つ必要がありません。
外出先で「ケーブル忘れた…」という心配がなく、バッグ内もこちゃつかずスッキリ。

MagSafeのようなワイヤレス充電も便利ですが、発熱や充電速度の面で有線が優位。
特に夏場の屋外では、発熱の少ない有線充電のありがたさを実感します。

【検証】5000mAhは最低限だが充電速度は十分
筆者愛用のiPhone 15 Pro Maxで充電テストを実施しました。(2年近く使用して最近バッテリー持ちが怪しくなってきました、、、)
0%で電源が切れた状態からスタートし、挙動を観察。

30分で約40%回復
0%から接続すると、約15分で24%まで充電されました。

30分後には38%まで回復。
このサイズ感でこの充電速度は優秀です。

約1時間で70%充電
1時間ほどでモバイルバッテリーの残量がゼロに。
iPhoneのバッテリーは70%まで充電されました。

大容量機種では満充電はできませんが、通常サイズのiPhoneなら約1回分充電可能です。
スマホの電池はもはや現代人のライフライン、これなら「あとちょっと足りない」を解消する用途には最適ですね。
マット質感で指紋がつきにくい
本体はマット仕上げで、手触りがさらっとしており指紋や小傷が目立ちません。
バッグに無造作に入れても傷だらけになりにくく、日常的にガシガシ使えるタフさがあります。

光沢仕上げのモデルは高級感はあるものの、指紋や汚れが目立つことが多く、使っていくうちに見た目がくすみがち。
その点、このNano Power Bankは「見た目の清潔感」を長く保てるのが魅力です。

端子の強度は注意
唯一気になったのは、直挿しタイプゆえの端子への負荷。
端子部分のみでスマホとバッテリーが繋がる状態になるため力がかかりやすくなります。


【まとめ】日常使いモバイルバッテリーの決定版
- コンパクトで軽量、常に持ち歩けるサイズ感
- ケーブル内蔵で持ち物を減らせる快適さ
- 約20Wの高速充電に対応し、日常用途には十分な容量
価格はUSB-C版が¥3,490(税込)、Lightning版が¥3,990(税込)。セール時にはさらに安くなるため、初めてのモバイルバッテリーとしてもおすすめです。

旅行や長期外出用の大容量モデルとは違い、これは日々の生活を快適にする“お守りバッテリー”。
何かおすすめのモバイルバッテリーは?と聞かれたら、筆頭になりそうな製品です。

ランキング1位という実績も、使ってみれば納得のモバブでした!
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